バイクの冬眠のさせ方についてその①
雪国の冬では道路が凍結したり、雪が積もってまともに運転できない状態になります。
そんな時はバイクもきちんとした状態で冬眠させてあげることが重要です。
その中でも特に重要なのがガソリンの扱いとなります。
基本的に冬眠予定のバイクがあるのなら、ガソリンを満タンにしてから冬眠させてください。
というにも、ガソリンタンクが体と外気温との差によって結露の影響が出やすくなるのです。
結露が発生するとガソリンタンクが錆びるという最悪な状態になりかねないので、寒い時期にしばらく運転をしないという方は必ずガソリンを満タンにしておきましょう。
ただし、長期間保管するときはガソリンそのものが劣化して大変なことになるので、長期間乗らないという方はガソリン劣化防止剤も必要になります。
バイクの冬眠のさせ方についてその②
バイクを冬眠させるときは燃料コックとキャブレターのガソリンは抜きましょう。
まず燃料コックの対応ですが、こちらはガソリンを満タンにした後に燃料コックをOFFにするだけです。
燃料コックがないタイプならこの作業は不要です。
キャブレターのガソリンを抜く作業も忘れないようにしましょう。
これはエンジンの燃料供給がキャブレタータイプのバイクに乗っている方向けの注意点ですが、こちらの作業は燃料コックをOFFにしてから行いましょう。
やり方も簡単で、容器を用意してからキャブレター下部にあるドレンボルトを緩めてガソリンを抜き、元に戻すだけです。
あとは抜いたガソリンをその地域のルールに従って処理してください。
バイクの冬眠のさせ方についてその③
他にバイクを冬眠させるときにやるべき事はバッテリーとタイヤについてです。
まずはバッテリーを外してください。
バッテリーは使っていない状態でも自然放電されているので放置しているとバッテリー切れを起こす可能性があります。
外すときはマイナスとなっている黒から外して、次にプラスの赤を外してください。
あとは、冷暗所などの温度変化が少ない場所に保管しておきましょう。
タイヤは地面に接したままだと変形する恐れがあるので出来ればメンテナンススタンドを活用しつつ、空気圧を適正にしておくことをおすすめしておきます。
バイクの冬眠の注意点
バイクを冬眠させるときの注意点はこういったやり方をしておかないと、春になって動かそうとするときにまともに動かなくなってしまうことです。
逆に動かない方がセーフであり、走行中に突然調子が悪くなってしまい転倒するというリスクすらあるでしょう。
バイクは転倒するリスクがあり、こういったトラブルが命の危機にまで直結しますので事故防止のためにもきちんと保管対策をしておきましょう。