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俺様の宝石さ わがアメリカ横断紀行

山と海

俺様の宝石さ わがアメリカ横断紀行とは

浮谷東次郎に関連した書籍のいつに「俺様の宝石さ わがアメリカ横断紀行」という書籍があるのはご存じだろうか。
いくつかの書籍の中には実際に浮谷東次郎が執筆したものも存在している。

しかしこの俺様の宝石さ わがアメリカ横断紀行という書籍は浮谷東次郎が本として執筆したものというよりは、浮谷東次郎がアメリカに留学した時の手記や手紙などが載った本という表現が適切だろう。

浮谷東次郎は18歳の時にアメリカに留学しているのである。
今よりも貧富の差が激しく、実家が裕福だったからこそ出来ることではあるのだが18歳で一人でアメリカに行こうと思う行動力には脱帽するばかりだ。

書籍から分かること

浮谷東次郎はアメリカへ留学する際に実家からの援助もあってそれを実現させている。
アメリカに渡ると、ニューヨーク市市立ローズ高校へ入学し本来の目的を果たしている。
これだけ見ると、実家の力で自分のやりたいことをやるボンボンのように見えてしまうかもしれない。

しかし浮谷東次郎は高校へ入学をしたあとでタイム&ライフ社という場所に務めているのだ。
ただ勉強をするだけではなく、現地でしっかり働くということも経験しているのである。

さらにタイム&ライフ社で勤務するようになった2ヶ月後にはニューヨークで一人暮らしも始めているのである。
彼が本当の金持ちのボンボンであれば働くという選択肢はしなかったのではないかと思うのだ。

やりたいことをする

ローズ高校へ入った浮谷東次郎だが、最終的にはローズ高校を去り次にはカリフォルニア州にあるマウント・サン・アントニオ・カレッジに入学している。
しかしそちらの学校も出席日数不足となり退学している。

浮谷東次郎は学校に入学するまでに運送会社の大型トレーラーに便乗させてもらって大陸横断をしている。
全く見知らぬ地でそんなことは誰でもできるものではない。

しかし彼は自分のやりたいことのために驚くべき行動力を発揮するのである。
実際アメリカへの留学の生活の中で彼は彼のやりたいことをやっていたという様子が伝わってくる。
アメリカでの生活は彼に大きな影響を与えたであろう。

彼は何を感じたのか

浮谷東次郎はなぜアメリカに行こうと思ったのか。
彼は人の世話になり続けて飼いならされるような生活を拒絶してアメリカへと留学したのである。

彼は2年半アメリカに居てさまざまな体験をしたわけだが、それらの体験で彼は何を感じどう成長したのだろうか。
浮谷東次郎は中学生の時もそうなのだが、大胆な行動を起こしそこからしっかりと成長していくのである。

実際アメリカで体験したことに対し彼は何を思ったのだろうか。
それを知ることができる一冊こそが俺様の宝石さ わがアメリカ横断紀行なのである。
浮谷東次郎という人物を知る上で欠かせない一冊となっている。