東次郎の母親がキリスト教信者になった
日本は宗教に関しては寛容なところがあり、キリスト教もあれば仏教もある色々と混じり合った社会が形成されています。
そのため、有名人の中には何らかの宗教に属しているケースもあるのです。
天才ドライバーとして有名になり若くして亡くなった浮谷東次郎の母親も、実はキリスト教信者になった人物であり、かの天才ドライバーの人生を追いかけるとキリスト教という言葉が必ず眼に入ってくるでしょう。
資産家であった浮谷家について調べて見ると浮谷東次郎の死後なかなかに悲惨な目に遭っており、その結果キリスト教に入信してトージズ・ルームを作ることになったのです。
後にトージズ・ルームを作る
トージズ・ルームがある場所は『ザ・チャペル・オブ・アドレーション』です。
いわゆるプロテスタント系の教会なのですが、教会になんと浮谷東次郎のメモリアルルームが存在します。
こちらの教会は元々は母親の寄進によって誕生した教会であり、浮谷東次郎の生家だったのです。
教会になった最大の理由はもらい火による火災で、火災の結果家が燃えてしまったことにあります。
この家事によって遺品だったレーシングカーも燃える可能性が高かったのです。
というのも、このレーシングカーはガソリンが満タンだったようで引火したらアウトでした。
屋根の茅が浸しになって落下したことが幸いして引火しなかったとのことですが、これはかなりの奇跡と言えるでしょう。
消えてはならない天災の跡
一人の天才が短い人生ながらも影響を与えた事は大きく、その功績をたどるためには一度は見てもらいたいのが浮谷東次郎のメモリアルルームである『トージズ・ルーム』です。
普段は入ることができず、日曜礼拝をした方のみが見られる特別な場所となっているので、いわゆる教会の行事とセットになっているのです。
この天災が事故死した原因には今では考えられない悲劇の連鎖があり、あの事故から自動車に関する規制にまつわる声がより高まったと言えるでしょう。
というのも、亡くなった浮谷東次郎の時代はシートベルト着用義務が存在せず車両への装備義務も亡かったのです。
事故で亡くなった浮谷東次郎もシートベルトを着用しておらず、していれば助かったであろうという意見が多々あります。
一人の天才ドライバーを追いかけるのも面白い
日本の近代史を追いかけると、なかなかに面白い人達を見つけることが出来ます。
その中でも短命でありながらも輝かしい軌跡を見せてくれた浮谷東次郎はレース好きな方には一度追いかけてもらいたい人物であり、ここではこの浮谷東次郎にまつわるお話をさせてもらっています。
教会にもちょっと興味があるという方はミサとセットでこのトージズ・ルームに行ってきてもらいたいです。